放射線ホルミシスとはなにか
低線量の放射線は体によい
この地上には自然放射線が満ち溢れており、私たちはいつも微量の放射線を浴びています。そして、どうやら、自然放射線の10倍から100倍くらいの放射線を浴びると体や健康にさまざまな良いことが起こるということもわかってきたのです。
むろん放射線は大量に浴びると、遺伝子(DNA)の切断などの放射線障害が起きて生物はダメージを受けます。しかし、低線量の放射線では、健康の影響はないとされています。それどころか、疫学的調査では地球上で自然放射線を多く浴びる土地に住む人のほうががんにかかりにくく、寿命が長いというデータのあるほどです。

放射線の抗酸化作用が鍵だった
体に良いことが起きるのは、低線量放射線に活性酸素を抑制する効果があるためです。
活性酸素は生物の細胞内でブドウ糖を燃焼させてエネルギーを得る際に、必ず生成されます。また、体にはなくてはならない働きもします。しかし、一方で細胞や組織に重大な損傷も与えます。
体にはもともと活性酸素を打ち消す抗酸化の仕組みもあります。しかし、それがうまく働かなかったり、活性酸素が多すぎたりすると、いろいろ体に悪いことが起きます。活性酸素は、がん、慢性病をはじめ老化の原因ともいわれ、いわば万病の元です。
だから、抗酸化作用のある、ビタミンCやビタミンEの摂取が体に良いと推奨されるのです。ところが、低線量の放射線には、ビタミンCやビタミンEとはケタ違いの抗酸化作用があることがわかってきました。それは、放射線が細胞の大部分を占める活性酸素を発生させて、体の抗酸化の仕組みのスイッチを入れて活性酸素を打ち消してしまうためなのです。

まるでホルモンみたいな働きだ!
大量では毒になるものが、微量の場合は体に良いということは、医学品などたくさんあります。それと同じことが、放射線でも起きるのです。
微量の放射線は体に刺激を与え、バランスを取るうえで大きな働きをします。まるで、ホルモンみたいだ! ということから、ホルミシスという言葉が作られ、低線量放射線の場合を「放射線ホルミシス」と呼ぶようになったのです。「万病の元である活性酸素をこれほど打ち消す働きは他にはない」と世界的な巨大製薬会社の研究者が感嘆するほどの効果があるのが、「放射線ホルミシス」です。

(「医師がすすめる低放射線ホルミシス 驚異のラドン浴療法 ホルミシス臨床研究会編 監修 川嶋朗 東京女子医大准教授」より引用抜粋
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